アマゾン訪問記ー1

今回のブラジル訪問はわたしの設計した農場の銘板除幕式に招待されたものです。
南米大陸の中心に位置し、アマゾン河の支流タパジョース河の源流地帯にある
海抜500メートルほどの台地で、開拓が始まって約30年で世界的な穀倉地帯に
変わったところです。

グアピラマ農場の居住区(左)と耕作地の中心部(右):右の写真の中央下部が左の写真
約4万ヘクタール(大分市の市域面積は3万6千ヘクタール)を測量して、農地に適した土地
約2万4千ヘクタールを選んで、農場に設計したものです。当時、碁盤の目に開かれた農地は
このアマゾン南部のパレシース台地にはなかったため、付近を航行する小型飛行機の道しるべ
代わりに使われたほどです。
1979年から1983年までわたしが測量と設計をしたグアピラマ農場の耕作面積が2万ヘクタールに
達したことを記念して、設計者としてのわたしの名前の入った銘板が出来上がり、今回はその除幕のために招待されました。

古生代の恐竜アンギラスのミニチュアのような姿のアルマジロ、あまり動きが速くないので
見つけると、簡単に捕まえることができます。仲間としてはアリクイやナマケモノと同じ貧歯類に
属しています。

地平線まで続く綿畑、現在この地域では主に大豆、綿、サトウキビが植え付けられています。
耕作面積が広いので肥料や防除剤は飛行機で散布します。

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